Googleチャットの使い方|PC・スマホ・改行・メンション・スペース運用

Googleチャットの使い方をPC・スマホ別に整理。改行やメンション、スレッド、DMとスペースの使い分け、通知設定まで、現場で迷わないための運用ルールもあわせて解説します。

著者: SakuraAI 編集部監修: 湯田英也公開: 最終更新: 6
目次
30秒でわかる結論

Google Chatの操作自体は難しくありません。DMとスペースの使い分け、改行、メンション、スレッド、通知——この5つを押さえれば、導入直後の基本は回ります。むしろ差が出るのは操作より運用のほうで、どの連絡をDMに置き、どの情報をスペースに残すかを最初に揃えておくと、情報の取りこぼしと通知疲れをまとめて防げます。

この記事は2026年6月28日時点のGoogle公式情報にもとづいています。画面のデザインや一部機能は更新されることがあるので、実際の操作はGoogle公式ヘルプと自社の管理者設定もあわせて確認してください。

「使い方を教えてほしい」と頼まれてボタンの位置から説明すると、たいてい研修の翌週には元のメール運用に戻っています。操作でつまずく人は実はそれほど多くなくて、本当に迷うのは「これはどこに書けばいいのか」のほうだからです。そこでこの記事は、操作の説明と、その操作を社内でどう揃えるかをセットで書いていきます。全体像を一枚で。

やりたいことPCでの基本スマホでの基本揃えておきたいルール
開くchat.google.com かGmail内のChatGoogle Chatアプリ業務は会社アカウントで
1対1で連絡相手を選んでDM相手を選んで短く返信決定事項はDMで終わらせない
チームで共有スペースに投稿必要な返信だけ残す情報はスペースに書く
改行Shift + Enter改行キー誤送信が多い人は入力設定を確認
気づかせる@名前 でメンション候補から選ぶ依頼・確認待ち・期限付きだけ
話題を分けるスレッドで返信該当メッセージに返信議題が混ざる場ではスレッド

PCブラウザでの使い方

PCでは chat.google.com を開くか、Gmailの画面内に出るChat・スペースから使います。左にDMとスペースの一覧、中央に会話、上部に検索。この検索が地味に強くて、複数のスペースを横断して過去のやり取りを引けます。「あの決定、どこで話したっけ」を掘り返すのはたいていPCです。

覚える操作は多くありません。検索、Drive資料を開く、長文を書く、スレッドで返信する、送信済みメッセージを直す——この5つで十分です。長い依頼や議事録を書くときは、見出しや箇条書きで区切ると、あとから読む人の負担がぐっと下がります。

送信済みメッセージは編集も削除もできますが、元には戻せず、通知には編集前の文面が残ることがあります。つまり「消せるから大丈夫」は社外や全社スペースでは通用しません。金額や個人情報を含む一文は、送る前に一呼吸おく癖をつけておくと安全です。

スマホアプリでの使い方

スマホはGoogle Chatアプリ(iOS / Android)を使います。プッシュ通知を有効にすればメンションや新着が届き、逆に多すぎるならスペースごとに通知レベルを絞れます。

ここで一つ注意があって、なんでもスマホで済ませようとすると、短い確認だけが延々と積み上がります。移動中の一次返信はスマホ、依頼や決定事項の整理はPC、と役割を分けたほうが結局ラクです。

観点PCブラウザスマホアプリ
得意なこと検索・長文入力・資料確認・スレッド整理通知確認・短い返信・移動中のチェック
ミスしやすいこと投稿先のスペースを間違える短文すぎて文脈が抜ける、誤タップ
おすすめ設定検索とスペース一覧を使いやすく重要スペースだけ通知を強める
向いている役割依頼・決定事項を読みやすく残す一次返信と確認

改行・メンション・スレッド

日々使うのはこの3つです。順に、実務で気をつける点だけ添えておきます。

改行は、PCならShift + Enter。Enterを送信に割り当てるか改行に割り当てるかは好みで変えられますが、部署内でバラバラだと誤送信の温床になります。誤送信が多いなら、研修資料に「Shift + Enterで改行」と一行書いておくだけで効きます。

メンションは、届けたい相手にだけ使うのが基本です。共有や雑談で毎回付けると、通知が意味を失って、本当に見てほしいときに気づかれなくなります。全体宛ての一括メンションは特に強力なので、障害・締切・全社の重要連絡くらいに限定するのがちょうどいい塩梅です。

使い方向いている場面避けたい使い方
個人メンション担当者への依頼、確認待ち、レビュー依頼ただの共有で毎回付ける
複数人メンション関係者が明確な確認依頼誰が返すのか曖昧なまま付ける
全体メンション障害・締切・全社の重要連絡通常連絡や日報に使う

スレッドは、話題を混ぜないための機能です。使い分けの基準は単純で、新しい議題は新規メッセージ、既存議題の続きはスレッド。Google公式ヘルプでも、スレッドは重要な議論を追いやすくし、メインの会話が埋もれるのを防ぐ用途として案内されています。

営業_東日本
田中10:24
来週の商談資料のドラフトです。ざっと目を通してもらえますか。
佐藤10:31
見ました。価格の詰めはスレッドでやりましょう。
山本10:45
@佐藤 了解です。あとでスレッドにコメント入れます。
メンションとスレッドで会話を整理したイメージ

DMとスペース、結局どう分けるか

これが使い方の肝です。操作を全部覚えても、ここが揃っていないと情報は散らかります。

観点ダイレクトメッセージスペース
用途1対1・少人数のやり取りチーム・案件の継続的な共有
情報の残り方流れて埋もれやすい話題やファイルが積み上がる
メンバー管理都度追加権限やオーナーで運用設計できる
向いている内容ちょっとした連絡決定事項・ナレッジ・通知

判断の目安は「あとで誰かが検索して読み返す可能性があるか」です。可能性があるならスペース、その場で消えていいならDM。決定事項が個人DMに埋もれるのは、導入初期でいちばん起きやすい失敗なので、ここだけは全員で揃えておきたいところです。

通知の考え方

通知は強すぎても弱すぎてもうまくいきません。全部オンにすれば誰も見なくなるし、絞りすぎれば重要な連絡が届かない。スペースの性質にあわせて強弱をつけるのが正解です。

目安としては、障害対応や顧客の初動が絡むスペースは通知を強め、参考共有や雑談のスペースは弱める。承認や確認待ちのスペースは、通知に頼りきらず、返信期限と担当者をメッセージ側で明記しておくと取りこぼしが減ります。通知の細かい設定は通知設定の解説にまとめました。

つまずきやすいポイント

導入初期に相談が集中するのは、だいたい次のパターンです。

ありがちな失敗起きること対策
何でもDMで会話する決定事項が個人に埋もれる残す情報はスペースへ
スペースを作りすぎるどこに書くか毎回迷う命名規則と作成ルールを決める
通知が初期設定のまま通知過多か見落としが起きるスペースごとに通知レベルを設定
メンションを使わない大事な連絡に気づかれない依頼・確認待ち・期限付きで使う
全体メンション頻発本当の緊急が埋もれる緊急・締切・全社連絡に限定

導入初日に決めておきたいこと

研修で全機能を説明する必要はありません。むしろ毎日使う操作に絞ったほうが、ルールとして残ります。DMとスペースの線引き、スペースの命名、メンションの基準、スレッドの使いどころ、通知レベル、ファイル共有時の権限確認——この6点を具体例つきで配るだけで、導入後の「どうすればいい?」がかなり減ります。

SakuraAIでは、こうした使い方マニュアルの作成から、スペース設計・通知設計・運用ルールづくりまでを支援しています。ツールを配って終わりにせず、現場が迷わず使える状態まで一緒に作ります。比較や移行を検討中ならGoogle ChatとSlackの比較もあわせてどうぞ。

Q. 社内に入れた直後、まず何を教えるべきですか?

A. メッセージの送り方より、DMとスペースの使い分けです。ここを揃えないと、重要な決定が個人DMに埋もれます。研修は『どこに書くか』から始めると効きます。

Q. 使われないスペースが増えてきました。どうすれば?

A. スペース名・オーナー・用途・最終更新日を並べて棚卸しします。放置された空きスペースが多いと、必要なスペースまで探しにくくなるので、四半期に一度くらい見直すのがおすすめです。

Q. 研修で一番大事なことは何ですか?

A. 操作説明で終わらせないことです。どこに書き、誰に通知し、何を残すかを、自社の実際の業務を例にして見せる。抽象的なマニュアルより、この一手間が定着を左右します。

よくある質問

Google Chatで改行するにはどうすればいいですか?

PCではメッセージ入力中にShift + Enterで改行できます。スマホアプリではキーボードの改行キーを使います。Enterキーの挙動は設定や環境で変わるため、誤送信が多い場合は入力設定を確認してください。

スペースとダイレクトメッセージ(DM)の違いは何ですか?

DMは特定の相手との1対1またはグループの会話、スペースはチームやプロジェクト単位で継続的に情報を共有する場所です。社内では、流れて消えていい会話はDM、あとで検索したい情報はスペース、と分けるのが基本です。

メンションしても相手が気づきません。なぜですか?

相手の通知設定や、スペースの通知レベル(すべて/メンションのみ/オフ)によって届き方が変わります。確実に届けたい連絡はメンションを使い、どういうときにメンションするかを社内ルールにしておくと取りこぼしが減ります。

Google ChatはPCとスマホで使い方が違いますか?

操作の基本は同じですが、得意な役割が違います。PCは検索・ファイル確認・長文入力、スマホは通知確認・短い返信・移動中のチェックに向きます。依頼や決定事項はPCで読みやすく残し、スマホは一次返信に寄せると運用が安定します。

参考・一次情報

湯田英也

Reviewed by

監修者: 湯田英也

SakuraAI株式会社 代表 / ソフトウェアエンジニア

Google Chatの導入・移行、Google Workspace連携、Google Chat API / Webhook / Bot、Gmail・Meet・Drive・Calendarをまたぐ業務自動化領域を監修しています。

Google公式情報、各プロダクトの仕様、実務での運用・開発観点をもとに、企業が導入判断・運用設計・自動化設計を行える内容になるよう確認しています。

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