このチェックリストは、Google Chatへ移行する前に確認すべき項目を段階別にまとめたものです。移行は「履歴を投入する作業」ではなく、「切り替え全体の設計」です。データ確認 → スペース設計 → 通知・権限 → 検証 → 公開の順に、抜けなく進めるための確認表として使ってください。
移行の相談を受けていると、つまずくポイントはだいたい3つに集約されます。「解約後にデータが取れなくなった」「公開したのに、どこに何があるか誰も分からない」「通知設計を決めずに走って、初日から混乱した」。どれも、事前のチェックで防げるものばかりです。以下は段階別の確認表です。社内の移行計画にそのままコピーして使ってください。
段階0:現状確認
- 利用中のツールとバージョン・契約プラン
- 対象ユーザー数・ルーム/チャンネル数
- 対象期間(いつからの履歴を移すか)
- 添付ファイルの総容量
- 保全・監査の要件(保持期間など)
段階1:データ取得の確認
| 確認項目 | ポイント |
|---|---|
| 取得方法 | API・管理者エクスポート・監査ログ・CSV/HTMLのどれが使えるか |
| 管理者権限 | エクスポートに必要な権限を持っているか |
| 添付の取得 | ファイル本体か、リンクのみか、権限情報が残るか |
| DM・1:1 | 取得可否と、移行先(代替スペース等)の方針 |
| 取得期限 | 旧ツール解約・ダウンロード期限がいつか |
段階2:スペース設計
- ルーム/チャンネル → スペースの対応表を作る
- 命名規則を決める(部署_用途 など)
- 退職者・外部ユーザー・Bot投稿の表示方針
- 統合・分割するスペースを決める
詳細はスペース設計テンプレートを使ってください。
段階3:通知・権限
- スペース別の通知レベル(すべて/メンションのみ/オフ)
- 一括メンションの運用ルール
- スペースの管理者・投稿権限
- 外部ユーザーの権限範囲
通知設計は通知ルールテンプレートを参照してください。
段階4:検証移行
| 照合項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 件数 | メッセージ・スレッドの数が一致するか |
| 時刻・投稿者 | タイムスタンプと投稿者が正しく保たれるか |
| 添付 | ファイルが開けるか、リンクが有効か |
| 検索性 | Google Chatで目的の履歴を検索できるか |
段階5:本番移行・公開
Google ChatのImport API利用中、対象スペースはユーザーに表示されません。また、import modeは開始から所定の期間内に完了する必要があります。件数・容量に応じて移行単位を分け、公開タイミングを計画してから進めてください(最新の制約は公式ドキュメントで確認)。
- import完了の確認
- メンバー追加と公開
- 旧ツールの参照期限・解約手続き
- 組織内周知(使い方・ルールの共有)
よくある失敗
- 解約後にデータを取得しようとして取れない
- スペース設計をせず、公開後に「どこに何があるか」分からない
- 通知設計がなく、公開直後に通知過多で混乱する
ツール別の具体的な移行はGoogle Chatへの移行、比較検討はGoogle ChatとSlackの比較を参照してください。
SakuraAIで支援できること
SakuraAIは、このチェックリストにもとづく移行の調査・設計・検証・本番移行を支援します。データ取得可否の確認から、スペース・通知・権限の設計、検証移行、公開後の定着まで、抜けのない切り替えを伴走します。
よくある質問
移行前にまず何を確認すべきですか?
利用中ツールの契約プラン、管理者権限、データの取得形式(API・エクスポート・監査ログ)、対象期間、添付の取得可否です。これらでGoogle Chatに移せる範囲が決まります。
履歴は完全に再現できますか?
完全再現ではなく、検索できる履歴として再構成する前提です。既読・スタンプ・リアクション・削除履歴などは、移行・注記・別アーカイブを分けて扱います。
旧ツールの解約前に何をすべきですか?
データのダウンロード期限と保全計画を先に固めます。契約終了後は取得できなくなるデータがあるため、解約前にエクスポートと検証を済ませます。
参考・一次情報
移行相談
Slack・ChatworkからGoogle Chatへの移行を相談する
履歴・添付・スペース設計・通知ルールを含めた移行を支援します。
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