LINE WORKSとGoogle Chatを比較|現場利用・外部LINE連絡・移行判断

LINE WORKSとGoogle Chatを、現場利用・外部LINE連絡・掲示板やカレンダー・Workspace連携・料金・移行コストで比較。全社一括ではなく、部門と働き方で分ける判断軸を解説します。

著者: SakuraAI 編集部監修: 湯田英也公開: 最終更新: 4
目次
30秒でわかる結論

LINE WORKSとGoogle Chatは、向いている現場が違います。店舗・現場・非デスクワーク、外部LINE連絡、LINEに近い操作性が重要ならLINE WORKS。Workspaceを使い、Gmail・Drive・Meet・カレンダーと連絡をまとめたいならGoogle Chat。全社で一括に決めるより、社内連絡・現場連絡・外部LINE連絡を分けて考えると、判断の精度が上がります。

この記事の調査時点は2026年6月28日です。料金・プラン・機能・外部連携の条件は変わるため、最終判断ではLINE WORKSとGoogle Workspaceの公式ページを確認してください。

LINE WORKSは、LINEに近い使い勝手と現場利用に強いビジネスチャットです。公式でも、LINEとつながるトーク、メール、アドレス帳、掲示板、カレンダー、Drive、アンケートを一つのアプリで使えることが案内されています。Google Chatは、Workspaceの中でGmail・Drive・Meet・カレンダーと同じ基盤で連絡を扱うツール。両者は「単なるチャット」ではなく、集める発想が根本から違います。だから比較のポイントは、利用者の働き方と、外部LINE連絡の比率です。

結論:利用シーンで分ける

会社の状態第一候補理由
店舗・現場・非デスクワークが中心LINE WORKSLINEに近い操作感で展開しやすい
外部LINEユーザーとの連絡が多いLINE WORKSGoogle Chatでは代替しにくい用途
Gmail・Drive・Meetが業務の中心Google ChatWorkspace内で連絡・ファイル・会議をまとめられる
デスクワーク部門だけWorkspace化併用も現実的部門ごとに標準ツールを分ける

LINE WORKSをGoogle Chatへ移すかは、全社一括で決めるより、部門・働き方・外部連絡の比率で切り分けたほうが精度が上がります。

基盤ごとの違い

比較軸Google ChatLINE WORKS
強みWorkspace統合、Drive/Meet/Gmail連携LINEに近い操作性、現場利用、外部LINE連絡
利用者デスクワーク、Workspace利用者店舗・現場・非デスクワーク、スマホ中心
外部連絡Workspace組織外の参加設定を確認LINEや他社LINE WORKSとの連携が強み
周辺機能Drive・Meet・カレンダー・Docsと連携トーク・メール・掲示板・カレンダー・アドレス帳・アンケート
自動化Apps Script・Webhook・Chat API外部連携・Bot・LINE WORKS連携を確認

LINE WORKSは現場コミュニケーションとグループウェアを一つのアプリに集める発想。Google ChatはWorkspaceの業務基盤に連絡をつなげる発想です。どちらが上という話ではなく、集約する軸が違います。

独自機能の置き換えを甘く見ない

LINE WORKSから移るとき、トークルームだけ見ると必ず失敗します。掲示板・カレンダー・アドレス帳・アンケート・Drive・外部連絡——これらの置き換え先を決めないまま移すと、告知も依頼もファイルも予定も全部Google Chatに流れ込み、通知だけが増えて必要な情報が探せなくなります。

LINE WORKSでの使い方Google側の置き換え候補注意点
トークルームGoogle Chatのスペース部門・店舗・案件・定例の粒度を作り直す
掲示板Googleサイト/告知スペース/Drive資料既読確認や周知フローを設計する
カレンダーGoogleカレンダー店舗シフトや現場予定の見え方を確認
アンケートGoogleフォーム回答通知と集計先を決める
外部LINE連絡残す/別窓口化/相手先別に移行Google Chatで同じ体験にはならない

外部LINE連絡は最大の分岐点

LINE WORKSの一番の強みは、LINEや他社LINE WORKSとつながることです。顧客・協力会社・店舗スタッフ・アルバイトとの連絡でこれを使っているなら、Google Chatへの一括移行は現実的でないことが多い。社外連絡は自社都合だけで変えられません。相手の使うツール、契約上の連絡経路、個人LINEとの距離感、公私分離まで見る必要があります。

外部連絡の状態移行判断進め方
外部LINE連絡がほぼないGoogle Chatへ移行しやすい社内スペース設計に集中する
一部の顧客だけLINE連絡併用を検討顧客別に残す/移すを分ける
店舗・現場がLINE連絡中心LINE WORKSを残す理由が強い本部だけGoogle Chatへ寄せる
取引先がWorkspace利用Google Chatへ寄せやすい外部共有設定と権限を確認

移行の流れ

01

利用棚卸し

トーク・掲示板・予定・アンケート・外部連絡を分ける

標準機能
02

部門分け

本部・店舗・現場・外部連絡で可否を判断

標準機能
03

置換設計

Chat・Drive・カレンダー・フォームへ移す範囲を決める

標準機能
04

スペース設計

部署・店舗・案件・告知の粒度を決める

標準機能
05

切替運用

教育・通知・旧ルーム凍結・併用ルールを作る

要開発
標準機能で対応開発・設定が必要

移行後は、トークや掲示板で流していた連絡を、Google Chatだけに集めすぎない設計が要ります。Workspace Studioを使えば、Gmail・Drive・Google Chat・Geminiをつないで、告知・確認・フォローアップ通知を小さなFlowに整えられます。

Workspace StudioでGoogle Chat通知を含む自動化フローを編集している画面
Workspace Studioでは、メール受信・判断・抽出・Geminiへの相談・Google Chat通知までを一つのFlowとして設計できる

手順の全体は移行チェックリスト、ツール別の移行はLINE WORKSからの移行で扱います。

SakuraAIで支援できること

SakuraAIでは、LINE WORKSからGoogle Chatへの移行可否の判断、現場・店舗・外部LINE連絡の切り分け、掲示板やアンケートの置き換え、スペース設計、Drive権限、通知ルール、本番切替まで支援しています。LINE WORKSは現場に強いツールなので、「ツール数を減らしたい」だけの移行はおすすめしません。Workspace統合で楽になる部門から移し、LINE WORKSの強みが効いている現場は残す——この分け方が現実的です。

Q. LINE WORKSを一部残すのはありですか?

A. ありです。特に外部LINE連絡や店舗・現場の連絡は、無理にGoogle Chatへ寄せると現場が困ります。本部はGoogle Chat、現場や外部連絡はLINE WORKS、という分け方はよく採る形です。

Q. 移行で最初に作るべきものは?

A. 置き換え表です。トーク・掲示板・予定・アンケート・外部連絡を、Chat・Drive・カレンダー・フォームのどこへ移すかを一枚にまとめる。これがないと、全部がChatに流れ込みます。

Q. 比較でありがちな失敗は?

A. 『LINE WORKSは現場向け、Google ChatはWorkspace向け』とだけ書いて終わることです。実際は部門ごとに使い分ける会社が多いので、移す条件と残す条件まで踏み込まないと判断に使えません。

よくある質問

LINE WORKSとGoogle Chatはどちらが向いていますか?

現場・店舗・非デスクワークが中心で、LINEに近い操作性や外部LINE連絡が重要ならLINE WORKSが向きます。Google Workspaceを使い、Gmail、Drive、Meet、カレンダーと連絡を統合したいならGoogle Chatが向きます。

LINE WORKSからGoogle Chatへ移行できますか?

移行は可能ですが、トークルームをスペースへ移すだけでは足りません。掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケート、Drive、外部LINE連絡をどう置き換えるかを先に決めます。

外部のLINEユーザーとの連絡はGoogle Chatでできますか?

Google ChatはGoogle Workspace内の業務連絡に向いたツールで、外部LINEユーザーとの連絡はLINE WORKSの強みです。外部LINE連絡が重要な場合は、その用途だけLINE WORKSを残す設計が現実的です。

LINE WORKSを残しながらGoogle Chatを導入できますか?

できます。例えば、社内のデスクワーク部門はGoogle Chat、店舗や顧客接点はLINE WORKSという分け方があります。ただし標準ツールと例外条件を明文化しないと、情報が分断されます。

参考・一次情報

湯田英也

Reviewed by

監修者: 湯田英也

SakuraAI株式会社 代表 / ソフトウェアエンジニア

Google Chatの導入・移行、Google Workspace連携、Google Chat API / Webhook / Bot、Gmail・Meet・Drive・Calendarをまたぐ業務自動化領域を監修しています。

Google公式情報、各プロダクトの仕様、実務での運用・開発観点をもとに、企業が導入判断・運用設計・自動化設計を行える内容になるよう確認しています。

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